英語初心者はフレーズ暗記か?英文法か?
世の中の英語教材販売ページや英会話の話でよく聞く議論が、英語を始めたばかりの初心者がやるべきことに関してです。
初心者で何もできないので、やることは山積みなのですが、その中でも最初にやったほうがいいレッスン、効果があるレッスンなどが説明されていますが、それぞれに目的が違うので、正直何からはじめてもいいと思っています。
・頻出フレーズ暗記
・発音強制
・リスニング
・英文法
・スピーキング
などなど行いたいレッスンがありますが、今回は「英語を自分から口にできる」ということに焦点を当ててみたいと思います。
自分から話すには、最低限その言葉自体を知らなければ話すことができません。
ですので、世の中の英語講師のほとんどが、ネイティブが使っている英語をそのまま覚えてしまうのが一番だといいます。
ネイティブが普段使っているパターンはそんなに多くないというのもよくわかりますし、言葉そのままを覚えてしまうと手っ取り早いというのもわかります。
ですが、それを全て丸暗記するというのは本当にハードルが高く、パターンが少ないと言っても少なくとも数百~のパターンを覚えなければ話などできません。
さらにいうと、頻出のフレーズを覚えただけでは会話の際にどう使っていいかわかりませんので、頻出のフレーズパターンを覚えるのと同時に、会話自体も覚えなければなりません。
使い方やニュアンスもです。
これに対して、英文の仕組みのパターンを覚えてパズルのように組み合わせていくというのが英文法です。
英文法を覚えるという対策は、丸暗記から解放されます。
もちろん、単語、句動詞、イディオムのような、覚えるしかないものは必ず暗記する必要がありますが、英文の組み立ては仕組みで作ることができます。
さらに英文法を知っておくと、フレーズや会話自体を覚える際にも、その文の仕組みを知ったうえで覚えるので記憶という意味でも、一段階ハードるが下がります。
ですので、私の結論としては
・ある程度フレーズを覚えることは必要
・でも覚えるなら会話の中からフレーズを覚える
・その英文の仕組みを文法で知る
この3つを組み合わせればいいと考えています。
文法は英文単位で苦労して調べてもいいですが、非常に時間がかかる行為ですので、英文法の本を最初から勉強しながら、自然に英文の読解ができているというレベルまでもっていくのがおすすめです。