英語を話せるようになるためには発想の転換を
英語学習のネタ帳管理人シミズです。
今回は「日本人はむずかしく考えるから英語が出てこない。もっと発想の転換をしないと英語は話せるようにならないよ」というお話をお聞きできましたので、ネタとして投稿させていただきます。
ニックネーム:maro
女性
子どものころから英会話を習っておけばよかった・・と後悔していませんか?
実はそれは間違いです。
実は中学英語を終えている大人の方が、中学生より話せるようになるのです。
その理由は簡単です。
英語で外国人と会話するときに、その9割は中学英語だけで通じてしまうのですから。
ではまず、そこから説明いたしましょう。
英会話が出来る人たちが話してるのをみるとき、とても難しい単語や文法を使っていると勘違いしていませんか?
今度外国人が話す場面に出会ったら、じーっと聞いてみて下さい。
きっと外国人も、その日本人も、冷静に聞いているとみなさんが分かる単語、文法を使っていることに気づくはずです。
何をいっているのか分からない!という思いこみがその聞く耳を邪魔します。冷静に・・・。
実は、そんなに簡単な英語でいいの?と思うくらい、中学英語で習った構文を使って話しているのです。
たとえば、「今日試験があったんだよね」という外国人は“I had a test today.”といっているはずです。
中学1年生の冬に、過去形を習います。それさえ知っていれば、中学生でも話せる文ですね。
という具合に、ほとんどの英語は、とても簡単な文法で話されているのです。
高校英語を知らなくても、ビジネス上でなけれあば、十分会話はできます。
ところが、先ほどの中学英語を知っている人もまだ、英語なんか話せない!といいますね。
では次にくる問題を説明しましょう。
“had”を知っていても、すぐにはやはり英語は話せないのは、実は事実なのです。
そこにもう1つ、発想の転換が必要なのです。
話せる日本人は、実は、英語の考え方が自然に、または学んで身についている人たちなのです。
例えば先ほどの例で言うと、「試験があったんだよね」といいたいとき、話せない日本人は「あった、ってなんていえばいいの?」とパニックをおこします。
ところが、直訳で分かる通り、「試験をもった」という英文になっています。
実は「日本語を、英語の感覚の日本語に変換する」というのが、英語を話せるようになるまず第一歩なのです。
それも即です。
「試験があった」「試験をもった」だから“I had a test!”というようにです。
最初はそういう段階を踏んでから話すと、まずは黙ることが少なくなるはずです。
そうやってたくさん話していくうちに、自然と、その感覚の違いが身につき、最初から“I had a test.”と言えるようになるのです。
さて、大人の方が話せるようになる、という意味がおわかりになったでしょうか?
「日本語の変換」さえできれば、あとは、中学英語を一通り終えている大人の方が、英語が出てくるのが早いのです。
当然、中学1,2年生より文法も単語も知っているのですから。
実は「英語脳」とはこういうことなのです。
英語的な「発想の転換」。これがポイントなのです。
ぜひ意識してみましょう。
この話を聞いてみて
この話を聞いてみて、「なるほど」と思ってしまったのですが、確かにその通りですね。
以前、私が読んだ本で、5歳児英語という本を思い出しました。
これです
↓
この本もmaroさんと同じようなことを言っていて、「英会話は言いかえが9割」という強烈なキャッチコピーの本です。
本のさわりを書きますと、スズキという白身魚の英語が出てこないので英語が出てこないというスタッフさんに、著者は白身魚を意味する「white fishでいいんじゃないの?」と大雑把な単語を教えるというエピソードからはじまります。
確かにスズキなんて知らない人もいるわけですから、白身魚の方が親切ですし、全然通じますよね。
構文もそうですし、単語もそう。
英文法を覚えることは必要ですが、もっとシンプルに考えて話しましょうということです。
maroさんのこの話、今英会話の学習をしていて壁にぶつかっている方にいいんじゃないかと思い、紹介させていただきました。