話さないと話せない。
英語学習のネタ帳管理人シミズです。
今回は海外在住20年まぬかさんの苦悩した経験をお聞きしました。
まぬかさん 女性
海外在住20年が経ちました。
到着当初の英語のレベルはかなり低く、簡単な文章が書いてあるガイドブックを片手に文ごと覚えて話していました。
その時の問題として言いたいことは言えるけど、その後相手が言ってることが分からなかった事を今でも鮮明に覚えています。
聞き取りが出来るようになるには聞いてるだけではダメだと身を持って実感しました。
単語力と文章力を知らないと聞き取れないからです。
知らない単語があったら話の内容を100%理解することもできません。
またたとえ聞き取れるようになっても、なんと返したらいいか?分からないシチュエーションも何度か経験しました。
話せるようになるには話さない事には話せません。
また発音も重要です。
発音が少し違うだけで相手に通じない事もよくあります。
またゆっくり話す事も通じるためのコツです。
抑揚も大切で、日本語でも話している時には自然と抑揚が出来るように英語でも同様です。
抑揚の強弱をつけたり音の強弱をつけると通じやすくなりました。
またシャドーイングをするとさらに自然な会話ができるようになります。
私がよくやるのは車で運転している時などに一人で話す事です。
やはり言葉を話すには練習が必要だと感じています。
特に抑揚、発音の部分です。
日本では司会の仕事の経験があり、自分の第一言語の日本語でも、プロとして話すには練習が必要であり、英語を話す事も同様に発音や抑揚の練習が必要になることを実感しています。
ましてや、大人になってから英語の発音をネイティブのようにしようと頑張っても限界があります。
口の開き方、舌の使い方など出来ないことがたくさんあるからです。
何年も英語の環境にいても発音は日本人と言う方も何人もいらっしゃいます。
大人になってからは聞くだけで話せるようにはなりません。
そして勉強したからといって話せるようには全くなりません。
話すことと知識がある事とは、全く別物です。
自然に話せるようになるには、口を開いただけでは出来ません。
何度も失敗や間違いを繰り返して自然な言い回しができるようになります。
ここは子供が言語を学ぶのと似ています。
英語圏の子供たちもよく間違えた言い回しや間違った発音をする事がよくあります。
以上、私の20年の経験から書かせいただきました。
日本語でも今でもたまに知らない単語があるように英語でも何年経っても知らなかった単語や言い回しがまだまだあります。
言語は奥が深いと身を持って感じています。