聞いたら真似する
英会話を勉強する上で、本を読むことも書くことも重要ですが、日本人に圧倒的に足りていないのは「聞いてマネして話す」という反復練習です。
まずは聞いて、音をマネしながら話す。
当たり前の事だと思うでしょうが、案外難しい事です。
なぜかと言うと、日本の英語学習は読み書きが基本で、発音する事はほとんどないからです。
洋画を観ていると、案外聞き取れる言葉はたくさんありますよね。
特に、“thank you”や“sorry”など、誰でも知っていそうな言葉は聞き取れると思います。
ですが、これを発音するとなるとまた別です。
ネイティブの知り合いと話していると、最初はこの2つの言葉ですらキチンと伝わらない事がありました。
理由は簡単で微妙な発音が違っているからです。
日本に住んでいるネイティブは日本語の訛り(カタカナ英語)に慣れてしまっている人が多いので、実際には聞き取れることが多いのですが、日本に来たばかりのネイティブと話すとカタカナ英語ではまず通じません。
特に、sorryの発音を間違っている人は多いと、ネイティブの友達が言っていました。
ソーリーと発音するより、サーリーの方が近い発音になるそうです。
そんな微妙な違いを、間違いなく習得するためには発音する事が重要です。
洋画で聞き取れた言葉、街で聞こえて来た言葉。
とりあえず口に出すということが非常に大切です。
スラングや、あまり親しくない人に使うととても失礼な言い回しもありますので、もちろん、意味を覚えることも重要です。
私は以前本屋でCD付きのテキストを購入したことがあるのですが、そのCDはゆっくりとした速度で会話が流れ、直後に日本語が流れるものでした。
驚いたのは、その後倍速の英会話が流れました。
最初は聞き取れませんが、ひたすら聞き続けると聞き取れるようになったかのような感覚に陥るんですね。
それが高価があるかないかはここでは名言しないでおきますが、聞き取れるようになったら真似をするということであれば、非常に有意義なレッスンになります。
また、NHKの英会話は結構観て勉強しましたが、さすがよくできています。これもテキストを購入したら読み書きだけでなく、テレビを観ながら必ず発音して下さい。
ちょっと固い文書ですが、繰り返し発音していく事はとても重要だと感じました。
これを繰り返し、少しでも話せるようになったら、ネイティブの方々が集まる場所に出かけるのがオススメです。
都会に住んでいる方ならどこにでもあるかと思います。
田舎住まいの方は駅や観光地を探してみてください。
都会の方は、落ち着いた雰囲気のバーなどでも、ちょっと話しかける事ぐらい出来ますので、ネイティブっぽい人がいたら話しかけるというルールなどを作って生活するといいでしょう。
ただし、女性の方はナンパには気をつけて下さい。
一言で英語と言っても、イギリスとアメリカで発音が微妙に違いますが、英語の初心者だと分かるとゆっくり話して下さる紳士な方も多いです。
同性と友達になれれば、もっと話しやすいです。
在日の方々には、日本語を勉強している方も結構いますので、仲良くなりやすいです。
ちなみに、いきなりそういう場に行く勇気は出ないという方は、スカイプなどでネイティブの人と話して、お互いの母国語を教え会えるランゲージエクスチェンジというシステムもあるそうですので、利用してみるのも手かもしれません。
どちらにしても、英会話を習得したいのであれば、話す事を恥ずかしがるのはもったいないです。
私は実際、私の英会話をネイティブの方に訂正された事もあります。その言い方は失礼だよ、と紳士に教えて下さいました。
失敗はあると思います。通じない事もあります。
でも、発音し、身振り手振りも踏まえてどんどん会話する事で、自分もどんどん知識を得ていく事が出来ます。
まずは一歩、勇気を出して踏み込んでみてください。
世界が広がります。